Sunday, October 12, 2008

redjuice aka redjuice999





redjuice aka redjuice999
元々は、設備の設計などをしていたが、現在は Flash などの Web コンテンツの開発をしているデザイナー。
趣味として絵を描き始めたのは6年程前のことで、休日などにコツコツ描いているとのこと。
絵を描き始めて6年とキャリアはまだまだ浅いのだけど、絵以外にも、写真やCG作家、映像作家、WEBデザイナー、アニメーターなどにも好きなアーティストが数多くいて、そういった様々なアーティストやメディアから影響を受け、色々なスタイルをミックスさせることで自分のスタイルを作り上げていったという。
浅いキャリアの趣味でこのレベルって、どういうことざましょ。

好きな作家について、質問したところ、好きな作家は沢山いて上げていくと限がないのだけど、特に好きな、自分にとって神様とも言える存在として次の6人の名前が挙がった。すなわち、

三輪士郎、白亜右月、大暮維人、okama、前田浩孝、新海誠

という顔ぶれである (頂いたメールにはアーティストの名前にすべて敬称が付けられていたが、ここでは省略させてもう)。
そして、注目しているアジアの作家として、

キム・ヒョンテVOFANREWHY、Roxane、LIMHA LEKAN、JOSH

という6人のアーティストの名前を挙げていたのだけど、全く知らない名前ばかりで、まだまだ情報が足りないということを思い知らされた。中国は時間をかけて情報を集めたので、なんとなくこんな感じってイメージが湧くんだけど、それ以外のアジアのアーティストについてはてんでイメージを作り上げることができない。ま、中国も現代アート系に偏った情報しか持ち合わせていないので、所謂日本で言うところの絵師系のイラストレーターになるとあまりその世界を想像することが出来ないんだけど。だからこういったかたちで新たな情報が得られるととてもありがたい。
また、redjuice が redjuice999 という名前でサービスを活用している deviantART で出合った好きなアーティストとして、

kidchan、fcp

の名前が挙がっていた。ここでようやく見知った海外のアーティストの名前に出合えた。fcpはボクもブクマしているアーティストの一人なのだ。

redjuice の描く絵はシャープでクールで硬質である。世界観だけであるならそういったものを上手く描く人は多いだろう。だけどそこにマンガやアニメの様な人物というよりキャラクターと言った方がよいものを書き込んだ時に、背景とキャラクターとの間に齟齬が生まれてしまうことが往々として起こる、とたまに見かけたりするイラストから感じることがあったりしたのだけど、redjuice はその両方を上手く融け合わせてしっかりとした世界観を構築している。

ポストしたのは三点で、タイトルは "World is Mine 1"、"DIZZY Cover Art"、"K2C"、"Stupid Missile"。
まさか初音ミクを描いた作品をポストする日が来ようとは思いもしなかった。Wikipedia を読んでいると、「画像検索でヒットしない現象」 について書かれている部分があったので思い出したのだけど、初音ミクについて知ったのはちょうど去年の今頃のことだった。初音ミクって言葉を目にする機会が多くなったので、たまに出入りしているチャットで、初音ミクって何?なんて読むの?と質問をし、VOCALOID っていうソフトで、はつねみくと読むことを教えてもらった。そういった情報と同時に動画を見たのだけど、そこにはネギをクルクル振り回す緑髪のキャラクターの姿。すかさず、なんでネギ?と質問をすると、今度は 『BLEACH』 のキャラ井上織姫が、同じようにネギをクルクル回す動画を紹介され、続いて時計があることまで教えられる。海外で大人気だったのだそうだ。ツインテールなんて言葉を知ったのもこの時だったかもしれない。とにかく、なんだかスゴイことになってるんだなぁと感心したことがあったのだ。

ニコ動で初音ミクを検索して今回ポストした1枚目の初音ミクを描いた "World is Mine 1" を使用した 「ワールドイズマイン」 の動画を見てみた。ピアノが印象的な boogie 調 (でいいのか?) の曲にノって、少女のツンデレ世界が展開されている。再生回数はなんと1,400,000回を超える大ヒット。スゲェや。
そうそう、初音ミクを描いた作品でどこで見たのか覚えてはいないが印象に残っていたものが一つあって、先日、redjuice も好きな作家の一人として挙げている三輪士郎 (Shirow Miwa) について調べた時、それが三輪士郎が描いた作品であったことを知ったのだった。

長々と脱線してしまったが、ポストした2枚目についても蛇足を付け加えておこう。この作品は、GainGauge の 2nd mini album "DIZZY in ass-ault empire" の itunes 用のカバーアートとして描かれたもので、折り曲げることを前提に5人の人物を上手く配置したレイアウトになっている。このブログだと縮小されてしまって、その構成力の上手さが伝わらないのが残念。クリックで拡大してご覧頂ければと思う。

ということで、redjuice が名前を挙げたアーティストから何人かを続けてポストしてみよう。

追記:
このエントリをポストした後に redjuice より、初音ミクとそれを取り巻く環境、ここ最近の日本及び近隣のアジアを含めた絵師業界の流れについて解説したメールを頂いた。同時代的にそういった世界に触れてきた人にとっては自明なことでも、離れたところにいた者にとってはそうではないことが多かったので、とてもありがたかった。そのうち簡単にまとめてみたいと思う。(10.14,08)

追記2:
1枚目にポストしてある「ワールドイズマイン」のイラスト "World is Mine 1" が、なんとフィギュア化されて発売されるという。2009年9月25日発売予定で、既にAmazonで予約が出来る。

supercell feat. 初音ミク ワールドイズマイン [ブラウンフレーム] (1/8スケールPVC塗装済み完成品)


VOCALOIDも初音ミク以外にも続々新人が登場したみたいなんだけど、このエントリをまとめて満足してしまったのか、その後情報を追いかけていないので、事態がどこまで進展しているのか分かっていない。
といいますか、このredjuiceのエントリを立てた2008年の10月は複数の邦人アーティストの情報をまとめたため、副作用で最近まで邦人アーティストの情報に近付いていなかったのだけど。
だけど先日、pixivに登録しました!早速幽霊と化していますが。redjuiceもいるらしいのだけど、勝手が分からず探し出せない。でも知ってるイラストレーターの方を発見したので、この追記を書き終えてから連絡をとる予定。だから今日はブログの更新はナシ。と、ここで書いても意味がないんだけど。(05.21,09)

redjuicegraphics :: redjuice
redjuice999 on deviantART

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